ファッションデザイナーの父を持つ男が語る、その職業の本質


 

 

あなたは、ファッションデザイナーを

仕事の候補として考えたことはあるだろうか?

 

 

 

俺の身近には、誰よりもこの職業に詳しい人がいた。
和光で一緒に住んでいた頃のオヤジだ。

 

コムサメンを立ち上げた、まさにその人。

 

 

 

今は裏原宿でライブバーを経営し

音楽で人に影響を与える彼だが・・・

 

物心ついた頃からこのデザイナーという職業の

様々な側面を嫌というほど見てきたし、ファッション業界の

厳しさを目の当たりにした。

 

 

お金はあまりないが、

洋服だけは豊富だった実家。

 

俺は自立するまで自分で

服を買った記憶がほとんどなく・・・

 

ガキのくせに、コムサデモードの服を

その価値も分からず愛用していた(笑)。

 

 

 

 

ファッションデザイナーという職業

 

 

ファッションデザイナーといえば、日本人では

イッセイミヤケやケンゾーなどが思い浮かぶ。

 

 

自分の思い描いたものが形になり、それを世の中の人が

実際に身にまとっていくという「生み出す喜び」は、

このファッションデザイナーという仕事の魅力的な部分。

 

自己実現欲が強いあなたの場合、新しい流行をつくっていける

というのがデザイナーの醍醐味。

 

これは確かに、他の職業ではそうそう

見つからないやりがいと言える。

 

 

オヤジがウィスキーを片手に

よく語っていたこと。

 

「自分の頭の中にあったものが現実の形になり、

その洋服を着て実際に人々が街を歩いているのを見るのは

かなりの快感」。

 

 

また職業という観点から言えば、差別化によって一つの個性を

生み出すことができれば、独立して個人でやっていきやすい

という特徴がある。

 

それだけに、収入はサラリーマンと違い青天井になり

実力をつけてやっていけば経済的な報酬も多く得られる

ということだ。

 

 

多くの志望者はデザインの専門学校で学び、

アパレルのメーカーでキャリアを積む。

 

昔だったら憧れのデザイナーに弟子入りするという形もあったが、

希望者が増えている今、これはなかなか難しい。

 

その後、人によってフリーランスになったりという流れが

一般的なファッションデザイナー。

 

組織に属したままの場合は、アパレルメーカーで専属で働いたり

OEMという形で作品を世に出していく。

 

 

ちなみにオヤジがファッションデザイナーとして活躍していたのは、

主に男性の洋服また時計のデザイン。

 

FIVE FOXesやMEN'S BA-TSUなどを経て、俺が新倉小に

通っていた12歳の時に独立し、神宮前にオフィスを構える。

 

しかし残念なことに数ヶ月で倒産・・・再び前の職場に戻り、

その後はフリーとして活躍。

 

 

 

自宅で安定収入を構築しながら、

本当にやりたい好きな仕事を目指すには?

 

 

 

 

オヤジが語ったファッションデザイナーのデメリット

 

 

華やかさの裏にあるのは、その泥臭さ

 

ゴキブリやネズミが這う倉庫の床で眠り(笑)

何度も夜を明かしたという話はよく聞いていた。

 

特に売れっ子だったオヤジは、連日の展示会続きで

原宿のオフィスから家に帰る暇もなく・・・

 

また彼がデザイナーはキツいと漏らしていたのは、

洋服の繊維が飛び交っているファッション業界の職場。

 

目に見えない不純物を毎日吸い込んでいる様子は、

まるで日本の配管や建物で問題になったアスベストの状況に近い。

 

 

何しろ、広告業界と同じで

不景気の影響を受けやすい

 

また流行も、読んで字のごとく流れ行くもの・・・

職業として考えるなら、安定という面ではなかなか難しい現実。

 

事実オヤジの口癖は

「ファッションデザイナーにはなるな」だった(笑)。

 

 

芸術とは違い自己満足ではダメで、やはり職業である以上

売れるものを生み出す必要がある。

 

デザインのセンスは当然として、他にマーケティング能力や

コミュニケーション能力が必要。

 

ファッションデザイナーになるには「ただ絵が上手」「洋服が好き」

というだけではもちろんダメで、常に新しい顧客をつくっていく

マーケティングスキルが要求される。

 

 

そして拘束時間が長かったり、

休みがなかなか取れないのもきつい。

 

展示会など様々な納期が厳しく、

残業や徹夜が当たり前という環境になりやすい。

 

美容師と同じで、華やかなイメージが先行し憧れる人も多いが・・・

忙しい割に給料が低いというマイナス面も。

 

 

何より、服に限らず「産みの苦しみ」は

経験したことがあるあなたなら辛いのがよく分かるはず。

 

何しろ、趣味ではなくデザイナーという職業としてやっていく場合

時代の流れを敏感に読み取り、次々に新しいファッションを

つくり出していかなければならない。

 

ファッションデザイナーには、時代を先取りするセンスと共に

強いメンタルも要求される。

 

オヤジも絵を描くのが得意でファッションデザイナーになったが、

好きなことを仕事にするということには賛否両論あり、

やはり楽しいだけでは終わらない要素が出てくる。

 

 

 

オヤジの評価が高かったラルフローレンは

今でも俺が愛用するブランド。

 

移住したこのフィリピンで買っても

日本と値段は変わらないが(笑)。

 

 

絵を描くことは好きでも、オヤジの望み通り

デザイナーにはならず、マニラに移住した日本人の俺。

 

同じくマニラに住む日本人移住仲間のサヨは、素質論で生年月日

見ると相性の合う人。お互い猫好きでシイタケ嫌いなのも共通(笑)。

 

 

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コメントは11件です

  1. makostyle より:

    ファッションデザイナーは絶対自分にはできないと思う職業ですね。私は本当にファッションセンスがないためです。なのでこういうプロは本当にすごいと思います。デメリットもあるでしょうが、かっこいいから全てチャラです。

  2. より:

    だいぶ前からモテ仲間やらせていただいていますファッションデザイナーの小室です 笑いいろいろなことを考えていますがやっぱり産みの苦しみっていうのは常につきまといますそしてここに書いてある通りにやっぱり 待遇 という面でも色々厳しかったりします やっぱり展示会の前はガンガン残業しなければ行かなかったり色々大変だったり自分でコントロールできないことは多いですが産みの苦しみももちろんたくさんありますが それでもやっぱり楽しさ充実感というのを追求しながらやっていきたいと思いますワクワクしながらやることを続けていきたいと思います

  3. しおばなはるの より:

    華やかな未来があるから泥臭い事でも頑張れる。そういう事かもしれませんね。それはどんな事でも同じかもしれません。でもファッションデザイナーは凄いですね。才能ないと絶対できない職業だと思いますし。

  4. マゼンタ より:

    デザイナーというと華やかなイメージですが、やはり実情は違うのですね。でも才能に恵まれなかった身としては、厳しい世界だとしてもやはり憧れてしまいます。

  5. うまこ より:

    デザイナーさんは持って生まれたセンスや才能がないと絶対になれないと思います。DANさんのお父さまはすごいですね。デザイナーさんってやっぱり流行を気にするものなのでしょうか。そういうの気にしないくらい奇抜なものをつくられるイメージでした。

  6. たか より:

    横文字の仕事ってなんでかっこよく感じるんだろう。
    ファッションデザイナーってもう響きだけでかっこいい!
    でも本人がなるなと断言するということはなってしまったことによほどの苦労があったのでしょうね。
    ラルフローレンは有名ですね。うちの親も愛用しております^^

  7. hiro より:

    はたしてそれは嫌な苦労だったんでしょうか?
    自分のやりたい事を実現していくための苦労は多少辛くても
    楽しい苦労(?)だったのではないでしょうか?
    もちろん振り返れば家に帰る暇もなかった、寝る時間も無かったと思うでしょうけど・・・

  8. うず より:

    ファッションデザイナーの職業やデメリットについて詳しく書いてあり、私のような凡人には想像できない、苦悩があるんだろうなと思いました。

  9. あのちゃん より:

    お父様ファッションデザイナーだったなんてすごいですね!
    やっぱり、華やかに見えるけどそうではないんですね。大変だ。。。
    KENZOも派手でかっこいいですけど。ラルフローレンもすごく有名ですよね。

  10. キタローン より:

    ファッションデザイナーと聞くと華やかな印象を持ちますが、やはり内情はそう甘くはないんですね。なんでもそうですが、天才と言われる人も本当は努力の鬼だったりしますから・。

  11. もふ より:

    そうなんですね。
    そんなに厳しい世界なのですね。
    私には絶対無理ですね。
    休みが取れないなんてぜったい嫌です。

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