「フィリピン人の言葉って
スワヒリ語でしたかね?」
頭の中で世界地図が
ごっちゃになっている葭葉(笑)。
彼はやはり、まだパスポートを
取ったことがない人だった。
外国人がフィリピン人と交わす言葉
フィリピン人は、5歳くらいから英語を学び始め
小学校ではすでに先生が英語オンリーで授業をするほど。
言葉を覚える早さに関しては、いつも驚かされる。
また彼らにとっては、海外で働くことが当たり前。フィリピン国内にも
ビーチリゾートなど観光地がいくつもあるので、外国人と別の言葉で
やり取りするのに慣れている。
もともと、フィリピン英語の発祥はアメリカ。
だから俺達日本人にとって馴染みのあるアメリカ英語をある程度
学んでおけば、彼らとコミュニケーションするのは難しいことではない。
skypeオンライン英会話が普及してフィリピン人が
よく知られるようになったのも、人件費の安さ以外に
こうした彼らの言葉に関するアドバンテージの高さがある。
ただし、タガログ語と混じったタガリッシュなどは
慣れるまで多少違和感が(笑)。
アノとかバが混じったりするが、個人的には
シンガリッシュよりもクセはないと感じている。
フィリピン語を学ぶにしても、幸いミャンマー語やタイ語、
インドのヒンドゥー語などと異なりアルファベットで
表記されるので、発音はそれほど難しくない。
骨太とはいわれながらも、意外と日本人でも独学で
マスターする人がいるのはそのせいもある。
ただ動詞の変化が様々だったり、英語やスペイン語、
サンスクリット語やマレー語、中国語など様々な言語から
影響を受けているこの言葉は、俺にとっては十分複雑だ(笑)。
数え切れないフィリピンの言葉
日本と違い島がバラバラに点在しているフィリピンでは、
その地域の文化も言葉もかなり違っている。
標準のタガログ語以外にイロカノ語、そしてダイヤレクトと呼ばれる
方言が加われば200にも迫る言語の種類。
俺が今住んでいるセブでは、
セブアノやビサヤ語が話される。
このセブの現地人達はタガログ語は使わないので、
マニラからやってきた人達と英語で話している場面を
たまに目にするのが面白い。
フィリピンから東南アジア周遊を始めたのは、
シンガポールの旅費や言葉に詳しい松居くん。
ワクワクしながらプラハ(チェコ)に出かけた彼も、
俺と同じく元ネガティブ思考の男だったりする。
タガログ語以外にもそんなに言語があるとは驚きです。でも英語を話せれば現地の人とのコミュニケーションが取れるのはうれしいですね。気軽に旅行に行けそうです。