海外在住者に共通する考え方が、
探検家の西堀氏のこの名言に表れている。
「石橋を叩いて安全を確認してから決心しようと思ったら、
おそらく永久に石橋は渡れまい。
やろうと決めて、どうしたらできるのかを調査せよ」
海外在住者は変わり者
ここでいう「海外在住者」は、
自らの意思で海外に飛び出した日本人のこと。
日本企業に在籍し、特に希望していなかったが
たまたま海外子会社駐在の命を受けて国外に在住
している人は含まないので、念のため(笑)。
こうした自らの意思で海外に飛び出し、仕事をしたり自分の
ビジネスを立ち上げて現地に在住する日本人には、良い意味で
変わった人が多い。
例えば日本がパキスタンやフィリピン、韓国のように国内での
仕事が薄かったり、ネパールのように給与水準が極端に低かったり、
日本がまだまだ恵まれない発展途上国であるなら話は別。海外に
出る人はもっと多かっただろう。
しかしご存じのように、日本はGDPが1997年頃から横ばいとはいえ、
今なお市場の大きな先進国。そして単一民族でほとんどの人が日本語
だけを話し、選り好みしなければ生きていけるだけの仕事を見つける
ことはたやすい。
だから居心地の良い日本から自らの意思であえて外に出た
海外在住者は、自分軸がしっかりしているというのが俺の印象。
それも、長く住み続けている人ほどその傾向がある。
仮に一時的な感情で日本が嫌になって海外に移住しても、現実は
なかなか甘くはない。都落ちならぬ「海外落ち」で日本に戻る人は
実際少なくないのだから。
海外在住で楽しく元気で暮らしている人には、
共通のプロセスがある。
それは自分との対話。
日本を出る前か海外に住んでからかの違いはあれど、
多くの人が自分の心の声、本当に望むことに耳を傾け、それを
軽視せず大切に受け止め、具体的な行動に変えていったという先に
海外での自分らしいライフスタイルという今がある。
海外在住の日本人に共通する考え方とは
ゲンジや剛、あかねちゃんを見ていて特に感じたこと。
海外在住者の共通点。
まず健康管理がしっかりしていること。
日本にいる時に病気がちだったらわざわざ海外に住まないし、
移住後に体調不良が続くようなら、国外在住はあきらめ帰国するだろう。
アメリカなどの先進国を見ていても、健康管理はその人の仕事上の
実力の一部とみなされる。極度に肥満な人が管理職としての適性を
疑われるというのは有名な話だ。
そして海外に住む彼らに共通するもう一つの特徴は、仕事を一つ一つ
完結させる癖を持っていること。言いかえれば、国外在住者には
やるべきことの曖昧さをなくす習慣がある。
それは彼らが、物事を曖昧にしていると集中力がなくなり、
集中力がなくなるとやる気が出なくなることを知っているから。
誰しも気になることは常にある。
問題なのは、それを放置したままにしておくこと。
その気になることについて、彼らは具体的に次のアクションを
はっきりさせている。例えば、海外移住するには何を調べなければ
いけないのか。
誰に連絡するのか、どの書類を役所に出すのか、在住生活に
必要なものは何か、仕事はどうするか、保険はどうするか・・・
それぞれにどれくらい時間がかかるかもはっきりさせながら、
こういった様々なことをToDoリストに明確に残していく。
細かさは人によるが、
具体的に本人がイメージできるところまで細分化。
すぐにやる気がなくなったり集中できない人は、
意思が弱かったり、まして能力がないからではない。
やるべきことが曖昧だから動けないだけだ。
思えば俺のフィリピン移住前も、出国前の俺の手帳は
やることリストでドッサリ埋め尽くされていた(笑)。
現地でサラリーマンをするわけではないので
全て一人でやらねばならなかった分、なおのこと。
今となっては良い経験だが。
ここに集う仲間にとっても、曖昧さは進む足を止める敵となる。
一つ一つを具体的にして小さな一歩を進める習慣をつけたい。
健康管理は何事においても基本中の基本ですね。
日本での就職活動でも、健康管理ができていない人は仕事においても自己管理ができない人であると見なされるようです。
健康管理は、とても重要ですよね。しかも、外国だと気候や食べものや習慣が違うから難しそうです。まずは適応できるかどうか1回2回いって確かめたほうがいいですね