世界でも有数の金融の街として知られる香港。
ここで起業を考えたことは?
香港起業の問題点
俺が香港での起業についてたくさん学べたのは、現地に移住した
ヤマ中時代の同級生、和泉のおかげだった。
香港での起業のデメリットは、設立関係書類の準備が
複雑で面倒なこと。
同じく英語が通じやすいアジアのシンガポール。会社設立が
ほとんどオンラインで済んでしまうことを考えると、そのへんは
少し改良してほしい(笑)。
また香港起業の場合、企業の継続性という面でも
日本の「設立5年以内に倒産」よりさらに短い。
様々なメリットを求めて世界中から起業家が香港に集まるため、
当然ながら競争は激しくなっている。
香港という土地柄、家賃の高さから固定費が
必然的に高くなるのも起業後のデメリット。
とは言いながらも香港では、うまくいけば投資の選択肢の広さという
メリットと絡め、低い法人税率や所得税率で起業により手元に残った
利益を大きくしていけるのはいい。
またこの香港というコンパクトな街には情報と人が集まっていて、
起業においてシナジー効果を図りやすいところも魅力。
信頼のおける世界的なHSBC香港をメインバンクにできるのも
頼もしい。アジアの中でも英語が通じやすいところ、起業しやすい
仕組みが整っているところも利点といえる。
香港以外で起業に適している中国の街
起業となると現地に移住する形が通常だが・・・
便利で快適なインフラや日本への帰国のしやすさ、アジア各地への
アクセスの良さ、治安が良いこと、交通費や食費の安さなどは香港
移住のメリット。
香港で生まれ日本で育ったベトナム人のクィンは、先日マニラで
キンキンに冷えたサンミグライトを片手に、香港起業の魅力を熱く
語った。
負けじと俺も、なぜここまでのマザコンに至ったかを
彼女に熱く説いたが(笑)。
カナダ女性との恋愛、さらにはフランス人との恋愛を経て香港起業に
至った野田さん(笑)。彼から情報をもらい、香港という中国の特別
行政区以外で起業ができると考えたのは、大連。
人口は東京の半分強で大きな街ではないが、何よりIT都市として
発展しているところ。そして現地の親日度が高く、中国人の安い
労働力など協力を仰ぎやすい部分は魅力。
香港のランニングコストの高さを避けるなら、
この街を起業拠点の選択肢にするのも一つだ。
ここが良いのは、IT関係はもとより、世界とつながる貿易都市で
あること。また観光業でも起業の余地はある。
個人的には、この街の治安が中国の中では
良いのも魅力に感じる点。
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