台湾。日本からも近く、親日家も多い地域で日本とも強い繋がりがあるので
移住したいという人も多いが・・・やはり気になるのが税金。
というのも、移住するからには
移住費用の一つである税金を日本よりも下げたい・・・
そう思うのは自然だから。
そこで今回は、台湾への移住を夢見る人のために
税金の仕組みなどを徹底解説していこう。
目次
台湾の税金は意外と安い?消費税はいくらくらい?ホテルの税金(サービス料に含まれる)は?法人税は20%
海外に移住するにあたって、やはり気になるのは、お金の問題。
特に、向こうで払わなければいけない税金の額は
避けては通れない問題である。
日本より高いのか、安いのかの他に
台湾の税金にどんな種類があるのかなど疑問は尽きない。
そこでこの項では、台湾の税金について解説していこう。
まず、日本では消費税にあたる
「営業税」に限定して言えば、日本より安い。
税率は5%である。買い物のときも、
大体の商品に税込み価格が書いてある。
しかし、台湾では、映画やコンサートなどを見る際に「娯楽税」が徴収される。
税率は地域によって様々だが、これはチケット代などに
最初から含まれている場合が多いので、そこまで気にしなくていい。
台湾は国税と地方税の品目が細かく分かれていて
全部で17品目ある。
国税は、所得税と営業税の他に
直接税として、相続税・贈与税(税率10%)、証券取引税(税率0.3%)、
先物取引税(税率は取引内容によって異なる)、
間接税として、関税(税率は輸入品目によって異なる)、
物品税(税率は品目によって異なる)、
酒税・タバコ税(税率は品目によって異なる)、
労務税・贅沢税(原則10%)
がある。
台湾の税金のうち、外国人に対する
ホテルのサービス料に関するものも労務税だ。
地方税はいくつかの税項目に分けられる。
直接税、地価税(税率は土地の種類・用途によって異なる)、
土地増殖税(税率は土地の種類や保有年数によって異なる)、
田賦(現在は徴収中止)、家屋税(税率は家屋の用途によって異なる)、
契約税(税率は契約内容によって2~6%)
など多岐に渡る。
また間接税も、印紙税(税率は書類によって異なる)や
ナンバープレート税(税率は車種によって異なる)がある。
台湾でも、税金として当然
個人所得税は払わなければならない。
台湾で源泉所得がある場合、
その所得について所得税を納める義務がある。
滞在期間により非居住者と居住者に分けられて、
それぞれ納税方式が異なるので注意が必要である。
1年間で台湾での滞在期間が90日以内の場合、非居住者に該当し
台湾での所得のみ、徴収率に応じて源泉徴収され、申告の必要はない。
給与の場合は徴収率が原則として18%である。
さらに、台湾での滞在期間が91日以上183日未満の場合も、
同様に台湾での所得は源泉徴収されるが、源泉徴収に該当しない項目がある。
その一つが、海外雇用主が
台湾での任務に対して支払う報酬(台湾以外の源泉など)だ。
日本本社から駐在員として働いている人で、
日本から給料が支払われている人などを指す。
徴収率に応じて納税申告の必要がある。
1年のうち183日以上滞在する場合は、居住者に該当する。
源泉所得および台湾内での役務に対して支払われる海外雇用主からの報酬など、
合計金額の申告が必要となる。
各種控除後の残額が課税所得額となり、累進課税で納税申告を行う。
なお、税率は年によって異なるので、確認が必要である。
また日本での法人税に当たる営利事業所得税は
20%となる。
台湾で税金の払い戻し(税金還付)を受けるには?税金払い戻し(還付)のための税金還付手続き(税金還付制度)について
台湾で買い物した際に税金還付を受ける方法(税金還付手続き)だが、
まず税金還付対象品はTRSマークのあるお店で買った物。
1日に税込2,000元以上の買い物をしたら、お店でパスポートを見せると
台湾での税金還付のための書類を発行してくれるので、それと商品、
レシート、パスポートを基隆や松山空港などにある還付サービスカウンターに持参。
営業税の8割以上が戻ってくるので、これを利用しない手はない。
ただ、90日という期限があるので注意。
海外移住の前に!台湾に移住するなら準備しておきたい事とは?
実は、大体の日本製品は台湾で手に入る。ただし割高である。
それでも、台湾生活であったほうがいいものを紹介していこう。
まず、台湾の湿度は非常に高いので、除湿器はあったほうがいい。
台湾の家には窓が無いこともあり、暑い日は地獄である。
また、日本製のパソコンや、中国語の学べる電子辞書もあった方がいい。
暑い台湾の夏には、スポーツドリンクが必須。粉末のものを用意するといい。
とはいっても、大体の日本製品は揃うので
そう気負わずに準備すればいい。
まとめ。台湾の税金、還付の制度は賢く利用しよう
いかがだっただろうか。
日本から近いこともあり、身近なイメージのある台湾。
エキゾチックで美しい街並みや美味しいご飯を目当てに、
観光客が押し寄せるこの島に、移住を夢見る人は少なくはない。
まさに、俺と同じフェミニストのタッキーさんがそう(笑)。
しかし、例え親日家が多く日本と繋がりの強い地域だからと言って
日本の常識や価値観、分化が通用するわけではない。
社会の仕組みも日本とは違うので、
しっかりとしたリサーチと下準備をして移住に臨んでほしい。
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