会話がないことには、
常にちゃんとした理由があった・・・
俺自身がそう実感したのは、その後まもなく離婚して離れる
ことになった、あの久喜の青葉にあった汚い団地の11階。
会話がない驚きの光景
会話のない光景に、昔から疑問を覚えていた。
日本にいた頃から違和感のあった場面。そして、こうして
フィリピンに移住した後に一時帰国すると、さらに異常な光景
として映るシーン。
それは、電車の中でほとんどの人がうつむいてスマホを
いじっていること、そしてカフェやレストランなどでカップルが
向かい合い、お互いスマホ、特にゲームに熱中している風景だ。
電車はいいとしても、デートだと会っている意味が
あるんだろうかと他人事ながら考えてしまう(笑)。
例えばこのフィリピンでは、カップルはたいてい並んで座り
楽しそうに会話で盛り上がっていて、お互いつまらなそうに
していることはほぼない。
ただ会話がないといっても、長年連れ添ったカップルで
あうんの呼吸が分かっていたり、言葉少なでもお互いの意思が
通じ合う老夫婦というのは確かにいるだろう。
さらにはどちらかの体調が悪かったり、疲れていたりなど
無理に会話を続ける必要がない場面だってある。あえて沈黙を
つくり、それを楽しむ人がいるのも重々承知だ。
しかし沈黙を大切にすることと、ただ単に共通の話題や
お互いへの関心がなく、会話がないのは全く違う。
会話がない関係の特徴
お互いに関心がない
俺にとってデートの時間は、
生きていることを実感できる至福の時(笑)。
当然デートしたい相手は一緒にいたい人なので、相手に関心が
ないはずがなく、自然と相手のことをもっと知りたいと様々な
質問が湧き出て会話は弾み、息つく暇もない(笑)。
俺のように比較的時間がある人間なら頻繁に相手と会うことも
できるが、一方で忙しい日本のサラリーマンはデートの時間も
限られているはず。
その貴重な機会にわざわざ会っているのに、どうして会話もなく
いつでも見れるスマホをいじっているのか不思議でならない。
そもそも、その相手に本当に関心があるのかを
あなた自身に聞いてみるのも必要。
共通の話題がない
これもパートナーとしての適格性に関係するが(笑)・・・
共通の話題というのは、会話の中で掘り下げていく中で
意外なところで突き当たるもの。そのためにも、たわいない
自然な質問などをしていくことで会話を続けてみる。
もし初デートで相手が緊張しているなら、
特に男性は女性をリードしてあげたい。
慣れきっている
長く付き合っているカップルにありがちだが、個人的には
「親しき中にも礼儀あり」という言葉を大事にしたい。
今一緒にいられることが当たり前ではなく、どの瞬間にも
感謝をしたいと思えたら、会話のない状態を放置する気持ち
にもならない。
一方では、単に忙しすぎるということもある。
お互いにダイレクトマーケティングビジネスをガンガン
進めていた頃のクリスとの関係がまさにそうだった。
こんな時は、たまには場所を変えたり、ちゃんと会話が
できる状態の時に会うようにするなどの工夫もできる。
恵比寿の結婚披露宴で
先輩のユキさんが言っていた
「愛を維持するためには、お互いの努力が必要」。
その言葉が、また胸をよぎる。
会話上手で見た目とのギャップがすごい(笑)
白人の彼女とボホールで楽しく暮らすアレックス。
一般的なフィリピン人の特徴を持たない彼が
俺と同じ泣き上戸なのは、まだ多くの人が知らない(笑)。
コメントフォーム