英語のスピーキングとリスニングの習得法は、
実は全く同じだった。
英語のスピーキングに関する悩み
俺のフィリピン永住前の3月、埼玉のふじみ野からはるばる
マニラのケソンシティまでビジネスを始めるための手続きに
やってきたヒロちゃん。
「フィリピン人が話す英語はそこそこ聞き取れるんだけど、
やっぱり返す言葉が出ないんだよね~・・・」
これは彼女が以前の俺と同じように、努力でも才能でもなく、
単に正しい英語のスピーキング学習法を知らないだけだった。
英会話で言葉を発するためには、当たり前だがその英語のフレーズを
知らなければ不可能。そしてあなたが聞き取れるのは、あなたが
知っているフレーズだけ。
つまり、英会話のスピーキングとリスニングを同時にマスター
するには、知っているフレーズをとにかく増やすのが最も早い。
ここで注意したいのは、教科書的に単語を覚えていくことでも
文法を学ぶことでもなく、ネイティブが頻繁に使う定番フレーズ
(イディオムなどの決まり文句が中心)をそのまま覚えてしまうこと。
定番フレーズを知るには、後で話すような海外の映画やドラマ
でもいいし、定番フレーズ集でも教材でも、オンライン英会話の
中でもいい。
ある程度基本的なフレーズを仕込んだら、次はあなたが日本語で
よく話していてこれから英語でも使いたいフレーズを自分で
準備したり、またよく話す分野のフレーズを覚えていくと、
英会話の幅を効率的に拡げていくことができる。
英語のスピーキングのための聞き取りトレーニング
英語での会話をマスターするためにリスニングとスピーキングは
同じ方法で学習すればいいとして、俺が仲間にニュースレターで
アンケートをする限り、やはりリスニングに多くの人が苦手意識を
持っている。
理由は、英語のリスニングは自分が覚えてアウトプットすればいい
スピーキングと異なり、話すスピードや癖など相手の状況によって
影響を受けるから。
そこで俺がリスニングで仲間にお勧めしているのは、
海外ドラマを使って聞き取り力をトレーニングする方法。
俺の大好きな「Breaking Bad」のように(笑)、
できるだけ日常会話の多いものがいい。
DVDで5分程度の単位に区切りながら、日本語字幕→英語字幕
→字幕なしの順で、大部分聞き取れるまで何度も繰り返し再生する。
使えそうなフレーズがあればメモしておき、覚えるフレーズに
ストックして、後で音読して暗記する。
このときのスタンスは、
最初から全てを聞き取ろうとしない
聞き取れた単語やフレーズから、自分なりに内容を推測する。
最初から全部聞き取ろうと意気込まず、リラックスして、日本人
なんだから分からなくて当たり前、聞き取れればラッキーぐらいの
気持ちで音声を聴き、聞き取れた部分から先の展開を予測する
トレーニングを繰り返す。
この推測能力はバイリンガルになるために実は大切で、
より推測をしやすくするために、聞き取れるフレーズを増やす
日々の地道な努力が大切になってくる。
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