「リスニングの勉強がやたら苦手です・・・
というより、1ミリも伸びません」
早大サークル時代の後輩、比留間は俺と同じように
下見なしのセブ移住を目論んでいる。
それだけに、さすがに焦りが見え始めてきたようだ。
日本人が苦手なリスニングの勉強
リスニングは、ひたすら覚える自主勉強で向上するスピーキングと
異なり、環境に影響を受け相手次第で変わってくるスキル。
そもそもこのリスニングは、たくさんの会話の機会を設けたり
場数を踏まないと上達せず、孤独な勉強ではなかなか伸びないのも特徴。
そしてこの会話の機会が、日本人には圧倒的に少ない。
日本は幸か不幸か島国で、また戦争に負けたことはあっても
他の国から侵略された歴史もなく、英語を始め他の言語を覚える
ことへの強い動機がなかった。
実際に俺が移住したこのフィリピンと異なり、日本国内にいれば
日本語だけで一生を終えることができ、英語など覚える必要性は
そうそう感じない。
さらに「英語亡国・日本」といわれるように、せっかく英語を
学びたいと思っても、英会話スクールや英語教材などの英会話
ビジネスに多くの日本人が搾取されている。
代表的なのは、有名なゴルファーが
宣伝している聞き流し教材。
こういった情報が幅をきかせている限り、
日本人バイリンガルが増える日はまだ遠い。
リスニングの勉強法
日常的なリスニングの勉強法としては、まさに俺がお勤めの頃に
やっていたように、通勤中にスマホでYouTubeの音声を使って
シャドーイングを続けること。
シャドーイングは、ネイティブが話す日常会話を
そのまま続けて声に出す練習。
英語特有のリズムやテンポ、口の筋肉の動きに慣れ、
発音を矯正しリスニング力を高めるのに効果的な方法だ。
あの和光市からの東武東上線の中でマスクをし、
その中で声を出さずに常に口を動かしていたのは俺(笑)。
次に日常的な方法として、
リスニングのために会話の機会を設けること。
あなたの周りにバイリンガルの日本人や外国人の友達がいるなら、
英語での会話の相手をしてもらう。
会話はキャッチボールなので、アウトプットが
リスニングの何よりの勉強になる。
そしてリスニングの勉強として効果があり、是非あなたに
おすすめしたいのが、引きこもりリスニング負荷法(笑)。
例えば俺がやっていたのは、ハリウッド映画でアカデミー賞を
獲った「アメリカンビューティ」を朝の9時から夜の7時まで
何度も繰り返し観返すこと。
こういったお気に入り映画のように、日本語字幕で何回か観て
内容を把握している作品のほうが英会話に対応した内容が把握
できるので、リスニングの勉強になる。
途中で使えそうなフレーズはメモし、
後でインプットの対象にする。
自然な日常会話を視聴することで、単語が連なって音が変わる
リエゾンや、文法では対応できない彼らの独特の言い回しを
そのまま覚えることができる。
何より、短期間にリスニングの負荷をかけると
毎日ちょっとずつ練習するよりもずっと効果がある。
リスニングをトレーニングするためのハノーバー観光、そして
ルーマニアでの観光と勉強をバシッと終えて帰国した一森。
次はセルビア観光を計画しているが、
どうしても英語ネイティブの国は選ばないようだ(笑)。
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