「仕事で結果が出せるかどうかは、決断のスピードで決まる」
体験を通して、これは本当に実感している。
スピードを意識して仕事に取り組むことを始めた、26歳の独立の頃から。
仕事における期限の存在と、スピード
「できない人はいない。間に合わない人がいるだけ」
あらゆる仕事には、納期や締切といった時間的な期限が必ずある。
つまり、その決められた時間内に仕事を終わらせることができる人と、
それに間に合わないか、もしくは質を下げて無理やり間に合わせる人が
出てくる。
雇われの仕事の場合、期限を過ぎたり質を落とすことを続けると、当然
あなたの信用はあっさりなくなってしまう。
俺のような個人事業の場合でも、人にコミットした期限を守らないと
同じように信用はなくなるが。
仕事ができる人のスピード感
最近、マニラに住むイラン人の事業家Aliとグリーンフィールドで
飲みながら話していて、ある気づきがあった。
彼曰く、自分のチームで仕事ができない人の特徴は、とにかく
スピード感がないという。特に、何につけても決めるのがすごく遅いと。
一緒にランチをしていて、オーダーを決めるスピードだけで、その人が
仕事ができるかどうかが分かると話していた(笑)。
何かを行動に移す前に「これは正しい選択か?」と疑っている人が
多いが、これは無意味なこと。
なぜなら、やってみないと分からないから。
取った行動が正しかったかどうかは結果論であり、確信を持って取った
行動が裏目に出ることもあるし、逆に自信はなかったけど、結果的に
良い方向に進むことだってある。
つまり、正しい行動や決断があるわけではない。
「後で振り返ってみたら正しかった」と思えるようになるまで、行動を
続け失敗も重ねているということ。
たった一つの決断に2日もかかる人や、例えばこのような記事を書くのに
3週間かかる人もいたり(笑)。
人生は選択の連続。つまりは行動のスピード以上に鍵なのは、
決断のスピードだ。
仕事のスピードを上げる一つの提案
成功の反対は失敗ではなく、何もしないこと。
何もしなければ失敗をすることはないが、成功したいなら失敗を避ける
ことは不可能。
なぜなら、失敗の先にしか成功はないから。
成功を目指して動くなら、どうせ壁にはぶつかるのだから、仕事に
際してはとにかく、決めるスピードを意識する。
さらに仕事において決めるスピードを高めるには、
行動量を増やしてみる
ことをお勧めする。
耳にタコができるほど伝え続けている(笑)ToDoリストが、ここでも
役に立つ。
最初のうちは1日5個でも精いっぱいだったのが、慣れてくると楽に
こなせるようになる。そうなったら今度は、1日のToDoを15個に
増やしてみる。
今日終わらさなければならないことが増えると、一つ一つのToDoで
迷っている暇はなくなるから、決断のスピードを上げるトレーニングに
なる。
毎日の小さなことで決めるスピードを上げておくと、人生で時折訪れる
重大な選択(仕事やパートナーを選ぶとき、どこに移住するか、大きな
買い物など)に際しても迷わず、直感に従いスピーディに決断できる。
そして、神様(潜在意識)があなたの幸せのためにベストなタイミングで
与えてくれたものが、その直感だということを思い出してほしい。
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スピードがはやい。私の回りのできる人は、たしかに。意識してみましょう。