家族や会社など誰かのために働いても
感謝されたりねぎらわれたりすることがなく、
「自分はここにいる意味がない」と思っている人が多い。
「誰も感謝してくれない」という現実を変えるより、
感謝してくれないと思うその考え方を変えることが幸せになる近道だ。
旦那に感謝されない理由。逆に妻がそうなら?
妻である自分より遅く起きて仕事に行き、
仕事から帰れば準備された風呂と夕食を済ませて自分より先に寝る旦那。
「悪いけど先に寝る」とか「ありがとう」の言葉もなく
感謝されないことを空しいと感じて過ごしている人は多い。
妻が専業主婦か共働きかに関係なく、
感謝されないことに不満を持っている女性が多い。
お互い助け合って生きているんだから、
感謝されない人なんて本当はいないはずなのに。
旦那や家族に感謝されない理由の一つは、
日本人が欧米人ほど感謝や愛情を言葉として表現しないことだ。
さらに、女性は母親として家族のために働くのが当たり前
という昔の考え方がまだ多少あることも
感謝されないことにつながっている。
人間は利己的な生き物で、普段は自分のことしか考えない。
自分も親に感謝したことなんて一度もなかったが、
自分が親になって感謝されないことに不満を持ったとき、
自分も親に対してそうだったとはじめて気づいた。
「自分は誰にも感謝されない」と感じたら、
自分がしている善い行いは陰徳だと考えてみよう。
誰も見ていないところで「自分のために」やることだ。
誰かに見てもらい感謝されることで自分を認めるのではなく、
自分のためにやって自分で自分を認める。
そうすればネガティブな感情は消えて、充実感が生まれる。
主婦は感謝されない?家事は大変なのに…
365日無給で家事をしているのに主婦は
誰にも感謝されないという不満をよく耳にする。
外で働く旦那は社会とのつながりがあって
社会に貢献していることを実感できるが、
家族に感謝もされないし社会とつながらず
社会の役に立っている実感も得られない家事は
やりたくないと思う主婦たちの気持ちはよくわかる。
主婦におこなった家事に関するアンケート調査で、
自分の家事を時給にすると約1700円という結果になり、
主婦たちはかなり高時給な仕事だと考えていることがわかった。
男性側から見ると、家にいるんだから
やって当たり前と思う家事だが、
主婦は大変だが家族をサポートするための
大切な仕事だと考えているのだ。
家事をしてくれる主婦がいなければ、
家族の生活が成り立たなくなってしまうことに気づいてもらいたい。
感謝されない仕事…医者もそうなの?
医師という仕事は、
一般の人に感謝され尊敬される仕事というイメージがある。
しかし、現実には感謝されないと感じている医師もけっこういる。
病院は行きたくない場所だから?
医師が感謝されない理由は、
例えば「禁煙・減量しろと口うるさく言われる」
「治療や説明がよくないと苦情や文句を言われる」などいろいろある。
給料が高い医者という職業への妬みもあるかもしれない。
傍から見れば価値があると思う仕事に就いている人でも、
実は感謝されないどころか文句を言われることも起きている。
他人からの評価で自分の価値を決めてしまうと、
いつまでたっても充実感は得られない。
医者であれば患者の命を救えたら自分を認める、
主婦なら家族が笑顔で元気に過ごせていれば自分が役に立ったと認める、
というようなものさしをもったほうがいい。
まとめ
感謝されないよりは感謝されたほうがもちろんいいが、
感謝されるかどうかで人の価値は測れないから、
感謝されることに対するこだわりを捨てよう。
いい意味で自分中心になってまず自分のために働く、
そしてそれが家族や社会のためにもなることを
目標にすることをお勧めする。
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