フィリピン人と結婚して毎月の仕送りに疲弊している日本人男性が多いと聞く。
結婚が決まったとたんにお金を送ってほしいと言われるようになり、
要求される額も上がってきて日本での自分の生活が成り立たなくなる人もいる。
フィリピンへの仕送りは当たり前のことなのか、
適切な仕送り額はどのくらいなのかという疑問が沸いてきたから調べてみた。
送るほうが仕送り地獄にはまらないようにするために、
仕送りしてもらうほうが自立して生活できるようにするために
気をつけるポイントをまとめてみた。
フィリピン人と結婚したら仕送り開始。仕送り額の平均(相場の金額)は?仕送り地獄にならないために
フィリピン人と結婚することは、
その家族の暮らしにまで責任を持つことになる。
フィリピン女性と結婚したら仕送りをすることは当たり前、
その家族から見れば仕送りが目的だなんてこともあるかもしれない。
フィリピン人の嫁に毎月仕送りしている友人O。
彼は結婚するとき、フィリピンへの仕送り方法や金額、
それ以外にもいろいろなルールを決めたという。
周りにフィリピンへの仕送りが原因で
自己破産寸前になってしまった人や仕送りで自分の生活が苦しくなって
仕送り地獄にはまってしまった人がいたことから、
Oはきちんと仕送りについて
妻が合意することが条件で結婚を決めたという。
彼は仕送りを5万円と決めているが、平均は7万円くらいだ。
Oはまだ子供がいないが、
子どもが生まれた場合フィリピンへの仕送りはどのくらいにするか、
クリスマスなどのイベント時はどうするかまで
細かく決めているというからすごい。
ただ、フィリピン人は持てる者がない者へ
与えることを当たり前と考えているから、
仕送りしないで自立して収入を得られるようにすることが
なかなか難しいと言っていた。特にクリスマスの仕送りは絶対だそうだ。
この友人Oと結婚したフィリピン人女性は
いわゆる自立した女性ではない。
しかし、Oが苦労しつつ、いろいろ教えたりしたことで、
彼女も結婚したとしても夫に100%頼らず
少しでも自分の力で生活しようと考えるようになった。
Oもそれを見て結婚を決めたらしいから、
結婚する前にきちんと相手を見極めることも大切だと言えると思う。
フィリピンへの仕送りに税金の還付が?
日本人男性がフィリピンに住む妻など
現地の家族に仕送りすると税金の還付が受けられるということを聞いて
驚いた知り合いのフィリピン妻を持つNさんが、自分を訪ねてきた。
フィリピンに送金しているとなぜ税金が戻ってくるのかというと、
フィリピン人妻だけではなく自分と妻との子どもや妻の両親に
送金していると考えられるから、
「日本人の夫から数えて3親等以内の姻族が扶養控除を受けられる」
という規定に当てはまるからだ。
過去5年分を修正申告できて、5年分の還付が受けられる。
ただし、現在は仕送りをする家族との親族関係を証明する書類と
海外送金書類の提出が必要になったため、
姻族が数人いても、そのうちの一人にまとめて送金し
一人分の送金書類しかない場合は、その一人しか扶養者と認められないから
控除も一人しか受けられない。
また、手渡ししたり、国際郵便で送る荷物などに入れて渡したりした場合は
認められない。普通は子どもがいても母親(日本人男性から見れば妻)に
まとめて送金するのが現実的だから、
全員分の控除を受けるのは難しいだろう。
ちょっと意地悪な規則だという気がしてしまうが‥。
まとめ
フィリピン人と結婚した場合、仕送りは避けては通れないのかもしれない。
家族を養うのは当然なのだが、送金者が苦しむことはあってはならないことだ。
そうならないようにするには、結婚前の見極めや
約束が重要になってくる。
税金の還付などの情報も、こちらから求めなければ知らないままでいることも多い。
自治体や税務署などで相談できることもあるから
積極的に情報収集するべきだと思う。
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