あなたは、ワーホリのその後を
考えたことはあるだろうか?
ワーホリという非日常体験。これにワクワクするばかりで、
その後どうするかを適当にしている人が思いのほか多い。
俺の身近では、オーストラリアのワーホリで
2年の滞在を終えた田川くんのその後のケース。
ワーホリのその後の選択肢
ワーホリの場合・・・
TOEICの点数を700点台後半まで上げることができたり、ビジネスで
バリバリ通用するレベルの語学力を習得しなければ、日本に戻ってきて
いざ転職しようとしても、ただの「ブランク」として扱われてしまう。
むしろあなたのキャリアにとってマイナスにもなりかねないのは、
仲間を見てきて感じるところ。採用担当者の間では「バカホリ」と
揶揄されるほどだ。
田川くんと出会ったのは、彼がオーストラリアでの
2年のワーホリの後いったん一時帰国し、その後
インターンとしてやってきたセブだった。
彼のようにワーホリ後さらにインターンや語学留学を
続けるというパターンは珍しく、日本の社会人の多くは
ワーホリの経験を活かそうと日本の転職市場に躍り出る。
やはり珍しい例として、友達のサネちゃんは
オーストラリアのワーホリの後にドイツでワーホリを続け、
その後現地でフリーランスのビザを取った。
一方では、やはりドイツでのワーホリの後に
東南アジアに飛び、シンガポールで仕事を見つけて
働いている兼田という男もいる。
ちなみに田川くんの場合は、2年間農場の仕事を手伝い
英語をほとんど使う機会がなく、英語力をあまり
伸ばすことができなかった。
環境選びを間違えると、英語もほとんど使わず
単純な肉体労働で現地生活が終わってしまう現実。
また、当然ワーホリではそんなに稼げないので
先進国を選んでしまうと、大して遊びにも行けず
生活が窮屈になってしまうのもマイナス。
韓国人の彼女と楽しくやっていたこと以外は(笑)、
あまり身にならなかったと語る。
目的の曖昧なワーホリの、その後の惨状
もし今からワーホリに行くなら、TOEICの目標点数を
明確にしておいたり、海外の大学に入って現地で就職する
といった具体的な目標を決めておこう。
目的の曖昧なワーホリ、結果を証拠として残せないワーホリは
むしろ、あなたのキャリアにとってただのブランクになり、
マイナスになってしまうことを覚えておきたい。
具体的には、ビジネス英語まで可能なバリバリの
レベルになるか、日本企業がいまだに重視するTOEICで
750点以上出せるかどうかが一つの目安。
多くのワーホリ経験者のように日常会話ができるレベルだと、
転職の際に強くアピールすることもできず、むしろお遊び留学、
バカホリなどと呼ばれ評価が下がってしまう。
企業としては中途半端な人材を雇う余裕はないため、
帰国後のあなたへの評価はそれなりに厳しくなる。
あなたが最低でもTOEIC700点以上、また仕事で
即戦力になれる語学力を身につけていないならば・・・
留学経験者を求めている会社にエントリーするか、
行動力のあるタフな人材を求めている会社を見つけ、
そこに面接を申し込もう。
「オーストラリアへワーホリに行く前に
フィリピンに短期留学しようと思うんですが・・・」
定番のパターンにハマりかけていたのは(笑)、
坂戸に住むヤギちゃんだった。
フィリピン長期滞在の魅力
フィリピンに長期滞在すれば安いコスト
かつ緩いビザで長く滞在することができ、現地採用にはなるが
語学学校やコールセンターなど仕事も見つけやすい。
インターンで滞在するとしても、現地の物価や人件費は安いので
先進国ほど窮屈にならないですむ。
そして、ビジネス英語ではネイティブレベルか
それ以上と認められているフィリピン人。彼らの
クセの少ない英語を学ぶことができるのはメリットだ。
ちなみに、単に「英語に慣れておくため」程度の理由で
ワーホリ前にフィリピン留学をするなら、やめておいたほうがいい。
同じアジア人で同じ非ネイティブのフィリピン人との会話に慣れても、
カナダ人やオーストラリア人のようなネイティブとはやはり違う。
ワーホリは働くためだけのビザではなく、外国での生活を
様々なスタイルで楽しむためのもの。語学習得が目的なら、
いきなりワーホリに飛び込むことを勧める。
厳しいようだが、日常英会話ができる程度の日本人ならいくらでもいる。
そもそもワーホリに行くなら、その目的を明確にしておきたい。
ワーホリ中にそのまま海外移住の準備を始めたのは、
取り入れたサキ。
知り合った彼女は、俺と同様に非日常を愛する女性だ。
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