健がカリマンタン島から連絡をくれたのは、
望まない現地への赴任から3週間経った頃だった。
インドネシアのカリマンタン島
インドネシア・マレーシア・ブルネイ王国という
3つの国が所有するユニークな土地・・・
実際は7割がインドネシアの所有地であり、
インドネシアのものであるという印象が強いが。
意外なことにこのボルネオ島(インドネシア側からの呼び名が
カリマンタン島)は、島という定義でいえば世界で3番目の大きさ。
一方で、あまり知られていないがカリマンタンは中東ほどでは
もちろんないものの、石油の産地となっている島。ジャングルから
採取される木材も、貴重な資源として活用されている。
このカリマンタンへのアクセスだが、
やはり日本人に人気のバリ島まで行き
そこから国内線に乗り換える。
カリマンタン島の魅力
まずカリマンタンには森が多く、自然が豊かなだけで
ネイチャーラバーの俺にとっては楽しい島。
ガジュ族を始め、島の原住民が数百種類。
そして、人間以外でここに多いのはオランウータン。
同じサルでも、俺が移住したフィリピンのボホール、
チョコレートヒルズとともに有名なメガネザルの
ターシャのほうが見た目はタイプだが(笑)。
カリマンタン島の東にあるバリクパパンという都市では
ビーチ遊びが楽しめるし、ダイビングならサンガラキ島に
行けばいい。
リバークルーズを楽しみたいなら、二階建ての
ユニークな船が現地に用意されている。
緑の中の散策など、命の洗濯をしたい
あなたにこの島はおすすめできる。
ただし注意点としては、やはり熱帯雨林のジャングルには
俺達の日常生活では想像できないような危険な昆虫や
野生動物がウヨウヨ。
当然、現地人もしくは日本人で信頼できる
ガイドを雇うのをおすすめする。
ちなみに、イスラム国のようなムスリムの過激派組織による
テロが世界各地で問題になり、イスラム教に対してイメージの
悪い日本人も多いが・・・
イスラム教徒のほとんどはもともと、穏やかで平和を愛する人々。
過激派がやたら目立っているが、これは実際はかなり特殊な輩。
世界最大のイスラム教徒の国インドネシアに
来てみれば、このことがよく分かる。
フィリピン紛争を恐れながらもフィリピンでのハネムーンを終え、
カリマンタンにロシア美人と住み始めたのは仲間の隆島さん。
俺と同じ元ネガティブの彼も(笑)、
今は死んでもいいくらい幸せな様子。
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