オランダ観光と言えば、首都アムステルダムやユトレヒト。
どちらも人気があるだけあって、とてもすばらしい場所だが
自分が行った中で、最もおすすめしたいのは古都デルフト。
ただ、意外と現地の情報が少ない。
そこで、この記事でデルフトについて紹介しよう。
デルフト観光のおすすめスポット
オランダの南西にある観光都市デルフト。
最近はオンライン情報の影響もあり、少しずつ
日本人にも知名度が上がってきた。
何と言ってもここで有名なのは、陶器のデルフトブルー。
そして、あの有名な画家フェルメールが生まれた観光地
であるということ。
ヨーロッパでは各地にある市庁舎がよく人気の観光スポット
になっているが、このデルフトも例外ではない。とにかく広い
目の前の広場を見ると、ヨーロッパの観光地に来たということを実感する。
特におすすめなのは、夜にライトアップされた様子だ。
また、デルフトでよく知られる新旧の教会も
見どころとして観光ルートに入れておきたい。
アートにじっくり触れたいなら、フェルメールセンターへ。
「真珠の耳飾りの少女」はあまりにも有名な彼だが、それ以外にも
フェルメールは多くの素晴らしい作品を残している。あのタッチが
個人的にも好きで、日本に絵画が来た時はよく足を運んでいた。
一方で、陶器をじっくり見たいなら
ロイヤルデルフトへ足を運ぼう。
いかにもオランダらしい風景なら、東門やモレンデルースへ。
風車を見ると、改めてオランダにいることを実感する。
それ以外にも絶景の運河やプリンセスホフ博物館、
マルクト広場など見どころは豊富。歴史の町なので、
散策しているだけでも飽きることなく楽しい。
デルフトの観光名所ってどこ?地図も紹介
デルフトの観光名所を詳しく紹介する前に
地図と一緒にデルフトの場所を確認していこう。
アムステルダムから列車で1時間。
ロッテルダムやデン・ハーグからも15分ほどと、
各都市からの日帰りでも行けるデルフトは観光地としても人気の場所。
デルフトの観光でおすすめとなると、ちいさな古都の街なので、
「街全体がおすすめ」と答えたくなってしまう。
運河の流れる美しい街並みは、
ここで生まれた世界的な画家フェルメールも生涯愛した景色だ。
その中でも、ここでは特におすすめの6ヶ所を紹介。
- 旧教会
デルフトの駅を出て少し進むと
運河のむこうの方に、傾いていることでも有名な旧教会が見えてくる。
が、近づくにつれ傾いている事も忘れてしまうくらいの神々しさ。
心が奪われてしまう。
その中でも圧巻だったのは、ステンドグラス。
幻想的で本当に素晴らしい。
また、ここにはフェルメールのお墓もある。
が、このお墓、見落としてしまいそうな場所。
なんと、人の歩く床にうまっているのだ。
まぁ、昼間は多くの人が集まっているので、見落とすことはないが…。
2.新教会
デルフトの観光として最も有名な教会。
この教会には歴代の王や王女のお墓があって、オランダ王家にとっても大切な場所。
この教会は高さが108mあり、オランダの中でも2番目に高い。
エレベーターなどはなく、379段の階段をせっせとのぼらなければいけないが、
ここはぜひのぼることをおすすめする。
のぼった先の景色は最高で、天気がいいと遠くまで見渡せ、
気持ちよい風と”オランダ”を実感できる。
余談:この教会の隣の「デルフトの心臓」という
青いハート形のモニュメントがデルフトの中心。
※ちなみに、この教会の正面左側にデルフトの観光案内所があり、
そこで旧教会などとセットのパスを購入できる。
デルフトの観光で旧教会・新教会は外せないので、セットでの購入がおすすめ。
他にも、観光の情報がたくさんあるのでぜひ寄っておいてほしい。
3.フェルメールセンター
ここでは、世界的画家フェルメールの生涯がたっぷり堪能できる。
本物の絵画は美術館にあるためここにはないが、
フェルメールが生涯で描いた37の作品を、
すべて本物と同じサイズのレプリカで見ることが出来るのだ。
レプリカだが、全部の作品が同時に見られるなんて。
見応えは十分にある。
ちなみに、かの有名な『真珠の耳飾りの少女』の本物は
デン・ハーグのマウリッツハウス美術館に展示されているので、そちらもぜひ。
4.ロイヤルデルフト陶器工房
世界的に有名なデルフト・ブルー陶器。
ここでは、実際に手書き実演や、
伝統的で貴重なコレクションを目の前で見ることができ、
モノだけではなくその歴史まで見ることが堪能できる。
花瓶やお皿、食器の他にも、フェルメールの食卓を再現した部屋や、
デルフト焼の壁なものあって色々楽しめる。
お土産コーナーは実際にデルフト陶器の購入も可能。
その横にはカフェもあり、
実際にロイヤルデルフトのカップでカフェを楽しむことも出来る。
5.マルクト広場(Markt)
新教会のすぐ近くのこのマルクト広場では買い物を楽しむことができる。
とくに、木曜マーケットは観光向けではなく、
普段の食材や日用品のお店が多く活気にあふれている。
チーズを試食させてくれるお店もあり、
自分もいくつか購入した。(もっと買っておけば良かった!)
規模自体は大きなマーケットではないが、
デリ、パン、ワッフルなどお店も多く散策でも十分楽しい。
※マルクト広場内にもデルフトの観光案内をしてくれる場所があり、
無料の観光地図をもらったり、
お土産探しのヒントをもらったりなど便利なのでぜひ利用したいところ。
6.ベーステンマルクト(Beestenmarkt)
木々の緑がきれいな広場。
マーケットでの買い物の後のひと休みに使いたい広場。
が、マーケットの日は少しごちゃごちゃするので、
静かにゆっくりしたい人、
きれいな写真を撮りたい人にはマーケットのない日がおすすめ。
ちなみに自分は、マーケットのある木曜日と
マーケットのない金曜日と2日連続で行き、違いを楽しんだ。
他にもおすすめしたいところはたくさんあるが、
紹介した辺りを回ればデルフトの魅力を十分満喫できるだろう。
デルフトを観光しながら食事をするなら?グルメなあなたにおすすめのレストラン
デルフト観光には食事も欠かせない。
実はデルフトには大きな大学があり、学生も多いからか、
おしゃれでかわいいカフェがたくさんある。
また、オランダ国内でも評価されているサンドイッチや、
有名なパンケーキもあるのだ。
街の散策のひと休みに、ぜひランチやディナーで素敵な1軒を見つけたい。
まず、デルフトの観光に欠かせないグルメとして
おすすめのカフェとして紹介したいのは、なんといってもStads-koffyhuis
デルフト駅とマルクト広場のちょうど間にあり、教会の鐘の音を聞きながら、
ゆっくりとパンケーキやサンドイッチを楽しめる。
そして、オランダ国内でも高く評価されており、
パンの部門では数々の賞を受賞しているのだとか…。
味・雰囲気・ロケーション全てにおいて、素晴らしいお店。
次にすすめるのは、Kobus Kuch
ベーステンマルクトの広場の一角にあり、アップルタルトが有名なお店。
ランチはもちろん、夜にはパブになるのでビールやワインも楽しめる。
最後に、デザートとして…
アイスクリームで地元の人に有名なChocolaterie De Lelie
実は、名前の通りチョコレートのお店だが、アイスクリームでも有名。
夏場は遅くまで営業しているので、ディナーの後、
ホテルに帰る前のデザートとしてもぜひ。
おまけ
デルフトまで来たのならば
デン・ハーグというデルフトの隣にある観光で有名な街
(フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』が収蔵されている、
マウリッツハウス美術館のある都市)にも行ってほしい。
そして、ぜひ北海の幸の“ハーリング”を食べてほしい。
オランダの食に欠かせない、日本でいうニシン。
オークの木の樽で、生のまま塩漬けしたものが有名だ。
街中にはスタンドがあり、いつでも気軽にこのハーリングが食べられる。
ちなみに、毎年6月にはハーリング漁の解禁日は各地でハーリング祭が開かれる。
デン・ハーグのスヘフェニンゲン港で開催されるフラッグ・デーは最大の祭で
色とりどりの旗で飾られた漁船を眺めながら初物を味わえる。
6月にオランダに行く人には、ぜひこのオランダの夏の始まりを楽しんで欲しい。
デルフト観光の魅力
何よりここが魅力的なのは、アムステルダムから
50分強の距離であり日帰り観光が可能であるというところ。
直通電車が出ているので、アクセスも分かりやすい。
デルフトはパブやレストランが充実しているため、観光地を
ガンガン周るよりのんびり現地の飲食を楽しみたいあなたでも問題がない。
特に焼き物に興味があるなら、一度は訪れておきたい。
俺も、陶芸が好きな母ちゃんを一度ここに連れてきたいと計画している。
まとめ
オランダの首都から列車に乗って、
1時間ほどで来られるオランダの美しい古都デルフト。
街自体はそこまで大きくはいが
街の中には運河が通り、そのゆったりした風景はデルフトの魅力。
マルクト広場を中心に散策がしやすく、
歴史的な観光名所・古い教会や街並みを楽しめながら、
センスのいいお店も並び、ショッピングも楽しめる。
観光名所もグルメもたくさん紹介したが、
どのスポットも徒歩で移動でき日帰りでも十分楽しめる。
朝早く穏やかな雰囲気、活気あふれる昼間の光景、にぎやかな灯がともる夜の街と
どの時間もデルフトらしさがある。
この文章だけではまだまだ伝えきるには足りないが
オランダの方へ行くときには、ぜひデルフトに足を運んで欲しい。
「デルフトを観光しようと思っていますが・・・
絞りきれません」
久しぶりの海外旅行に心躍らせるのは
都内の銀行員、落合さん。
いずれセブにも遊びに来てくれる予定だ。
またデルフトで出会ったフィリピンタレントと同棲を始め、フィリピンで花を販売する
ビジネスでフィリピン起業。観光ガイドも同時にやりながらパワフルに動くのは、
波動やスピリチュアルに詳しくコミュニケーションの訓練法を心得ている赤西くん。
彼が俺と同じ泣き上戸だったのは、意外な事実だった(笑)。
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