進んだ福祉でもデザインでもビールでもなく、
デンマークといえば自転車・・・
そう答えるなら、あなたはこの国の相当な通といえる(笑)。
デンマークと自転車
まず大前提として、デンマークがヨーロッパの中でも先進的な
エコの国であるということ。多くの乗り物の中でも環境を汚さない
ものといえば、何といっても自転車だ。
従って、この国と自転車の関わりが強くなったのは必然といえる。
デンマークの地形が全体的になだらかというのも、自転車の普及を
後押ししているが。
リリベスと現地デンマークで驚いたのは、午前中街を歩いている時、
子供や大人のほとんどが自転車で通学・通勤していたこと。
デンマークでは自転車がメインの移動手段であり、子供の
50パーセント、大人の30パーセントくらいがこのスタイルで
学校や職場に向かうというからすごい。
個人的に感動したのは、自転車と一緒にそのまま乗車できる電車。
また自転車専用道路も、日本とは比べものにならないほど
整備されていて安全。
国のこうした具体的な行動力は、自動車税を上げて
なるべく車を持たせないという施策にも見られる。
観光客向けに無料で使える自転車が用意されているような
寛大さにも、小さな感動を覚える。
俺も和光でヤマ中に通っていた頃ガンガン乗りまくっていた
自転車だが・・・事故が多かったり突然壊れる最近の自転車の
話を聞いていると、今の日本ではとても怖くて乗れない(笑)。
子供が乗せられたり宅配用にワゴンタイプになっていたり、
現地の様々な自転車の種類を見ているだけで飽きない。
こうしたところは、デンマークの進んだデザインセンスが活きている。
自転車以外のデンマークの魅力
一時期デンマークの電動自転車「メイト」が欲しかった
こともあり、この国についていろいろ調べていた。
実際に現地に行ってその裏づけができたが、成田からのフライトで
半日近くかかるこの北欧の国は、多くの魅力にあふれている。
アンデルセンの童話が好きな人なら文句なしに楽しめる(笑)。
コペンハーゲンは、まるでレゴがそのまま現実になったような街。
何より人々が幸せそうなのが印象的。
さすが国民幸福度世界一の国だ。
自転車もそうだが、人々がいかに快適に暮らせるかを
国がしっかり考え、具体的に取り組んでいくのは日本が
見習いたいところ。
税金が高いとしても、それがしっかり役に立っていることが
実感できるなら、文句ばかり言う国民は出てこない。
デンマークから移ったフィンランドで就職。やっぱり寒い国は
移住したリーダーの素質を持つ赤西さん。
ガンガン住む国を変えられるのも、彼が場所的な自由を得た
仲間の一人だからこそ。「結婚はいらない」という考え方
まで共通している(笑)。
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