フィリピン人との離婚・・・
結婚という嬉しい報告を聞く中で、仲間の中にも
フィリピン人との離婚について相談をしてくる人が、
残念ながら今まで何人かいた。
ここでは、あまりオープンに語られないことも話したい。
目次
フィリピン人との離婚の難しさ
仲間の川田さんが先日、マカティのグロリエッタ5のスタバで
神妙な顔で相談してきたのは、日本ではなくフィリピン国内での離婚の仕方。
キリスト教のこのフィリピンという国では、正確には離婚は
認められておらず、そもそも結婚がなかったことにする
「アナルメント」という裁判所の手続きを取ることになる。
これがえらく時間がかかり、そして日本円でも小さくないお金が。
完了まで3年かかるのはザラで、費用も約300万円は当たり前だ。
しかもこれが裁判所の裁量によって変わり、予測が効かない。
日本ではお互いの同意の下、離婚届に署名押印をして
役所に提出すればそれで終わりだが、フィリピンではそうはいかない。
あなたに次の相手がいても、このアナルメントが終わらない限り
次の結婚には踏み出せない。
フィリピン人の友達Jackieの場合は、日本人の元旦那との
アナルメントは1年かからず、また100万円以内で済んだ。
これは彼女に、裁判所関係に知り合いがいたというラッキーな状況が
あったからこそ。やはりイレギュラーなケースであり、フィリピン
でコネがどれだけモノをいうかを語るエピソードだ。
ちなみに大阪の司法書士・鎌田さんによれば、合法的な手続きで
フィリピンの弁護士に払う80万円など、総費用を100万円以下に
抑えることはできるというが・・・やはり数年かかるのは避けられない。
そもそもフィリピン人同士で事実婚が多いのは、どちらかに
出生届がないこともあるが(笑)、いざ別れたいとなった時に
アナルメントをする費用がないことも大きな理由だ。
上がりつつある日本人とフィリピン人の離婚率
残念ながら、フィリピン人・日本人カップルの
離婚率は上がっている。
当然日本に最も多い外国人、つまり中国人・韓国人・フィリピン人
の中でも、フィリピーナとの出会いは多くまた日本人男性に人気が
あるので、カップルが増えていることとも正比例はしているが。
残念なのは、フィリピン人の気質をちゃんと理解しないまま
離婚につながっている場合。
自分のことを話したがったり、
見えっ張りだったりやきもち焼きだったり・・・
こういったフィリピン人女性の特性を理解せず、
スタイルの良さなどビジュアルだけで
勢いで結婚してしまうことだけは避けたい(笑)。
やはりお互いを知ってから、ゆっくり結婚に
向かうのは日本人同士と同じだ。
日本とも強い結びつきのある国の一つ、フィリピン。
街でフィリピン人を見かけることも多くなってきたし、
フィリピン人と付き合っている、なんて人もいるのではないだろうか。
彫りの深いフィリピン人の顔立ちは、
美形に見えるので日本人にとっては憧れである。
しかし、フィリピン人と付き合っているあなたは
考えてみてほしい。
「その人と将来的にどうなりたいか?」ということを。
具体的なビジョンを考えない付き合いは長続きしない。
もし、「この人と結婚したい」と思ったなら
なおさらである。
国際結婚は面倒事も多い。
そもそも、日本とフィリピンでは、
婚姻に関する法律が全く違うのだ。
そんなこんなで、
文化や国民性の違いについていけなくなって離婚する
となったら目も当てられない。
しかし、国際結婚は離婚すら面倒なのである。
というわけで今回は、
フィリピンの離婚制度について調べてみた。
フィリピンの離婚制度はどんなもの?裁判離婚とは?
フィリピン人というのは、
「家族」との繋がりを非常に大事にするお国柄である。
しかも離婚を禁じるカトリックの国。というわけで、
離婚にも厳しい規制があるのである。
フィリピン人との離婚をする場合、
日本とフィリピン両方で手続きをしなければならなない。
日本での離婚を先行させる場合、
「裁判離婚」をしたうえで、
フィリピンでこの離婚の承認手続きをする必要がある。
フィリピンでの離婚を先行させる場合、
フィリピンで訴訟を提起し、離婚無効又は離婚取消しの判決を得たうえで、
日本で、この離婚を役所に届ける必要がある。
では、裁判離婚とはどんなものか。
日本では、双方の話し合いだけで離婚ができる。
しかし、フィリピンでは、
そもそも離婚が認められていない。
だから、当事者間において、
離婚に合意していたとしても、
日本では、まず家庭裁判所に、
日本人配偶者が、調停の申立てをし、
調停に代わる審判を裁判所に出してもらわなければならない。
フィリピンでは、離婚手続きの代わりに、
婚姻無効または取消しの訴訟を提起しなければならないのだ。
日本では考えられないが、
実は、協議離婚を認める国は世界的に見ても少数派。
世界は広いのである。
フィリピン人同士の離婚は認められていない?離婚制度がなかった!
とはいえ、
「離婚制度すらない」という意味では、
フィリピンは珍しい国である。
しかし、
流石にそんな制度では国際社会の中でやっていけなくなったのか、
最近になって裁判での離婚ならできるようになった。
さっきも触れたが、フィリピンでは
離婚のための裁判を「アナルメント裁判」という。
といっても、
中流階級以下のフィリピン人は基本的にアナルメントをせず、
婚姻状態のまま他に家庭を持つことが多い。
アナルメントはフィリピンでは一般的ではないのである。
だから、アナルメントの「経験と知識がある弁護士」を見つけるのは
結構至難の業だったりする。
ここから、裁判費用の支払いと
申立書作成のためのヒアリング、裁判所への申し立て、
裁判官の決定、離婚相手への出廷依頼、地方検事による調査、
精神鑑定士による精神鑑定、予備協議、公判前協議、
裁判(最低2回以上の公判)、判決という流れ。
ちなみに、このアナルメント、
少なく見積もっても2~3年はかかるという。
料金は25万ペソほどかかるという。
裁判が遅い…というか時間がかかるのは、
どこの国でも一緒なのかもしれない。
まとめ
いかがだっただろうか?
国際離婚、とても面倒である。
こういうことを念頭において、
外国人とは付き合うべきだと思う。
というより、離婚しなければいいのである。
恋人、配偶者と仲良く過ごせれば、
それに越したことはないと思う。
相手とよく話し合い、お互いの気持ち、本音を伝えあう。
きれいごとかもしれないが、
そうやって明確な将来のビジョンを持って、
相手と付き合っていくべきだと思う。
すでに離婚に踏み切っているという人は、
この記事を参考にして、辛抱強く手続きを進めていって欲しい。
今回残念ながら離婚に。
俺と同じマザコンの彼は、久米川の実家に帰っている模様。
一時帰国の際は、立ち寄って酒でも酌み交わそう。
フィリピン人と離婚した友達を知っていますやっぱりいろいろ揉めて大変でしたね時間もかかっていたし手続き面日本人同士よりもずっと時間もかかりめんどくさいそしてイライラをぶつけあったりしているやっぱりうまくやっていくにはお互いの努力がほんとにそうだと思います簡単にはいかないそうやっぱり外国人同士っていうのはなかなか難しいところもあるけど聖も例外じゃないですねいろいろ話し合いを続けていかなければいけないしっかりと語っていかなければいけないお互いを理解する努力をしなければいけない言葉の問題文化の問題などいろいろなことがあります物理的な距離のこともありますやっぱり離婚となると会社の人とはなかなか大変になるということが今回この記事で改めてわかりましたいろいろ勉強させてもらいます
離婚に3年もかかるなんてビックリですー。
費用の300万円って一体何にかかる金額なんだろう?
フィリピン人同士でも同じくらいかかのるですか?
気軽に結婚離婚はできないですね。まぁ気軽にするものではないですが(笑)
なるべくなら離婚はしたくないのですがどうしても国際結婚となると仕方ない部分というのはあるのかもしれませんね。しかし離婚手続きに3年もかかったら私なら面倒くさくて籍だけはおいて起きそうな気がします(笑)。
アナルメントという言葉初めて聞きました。離婚にかかる労力半端じゃないですね!
お互いのことを知ってからしないと日本でもフィリピンでもうまくいきませんね。
国際結婚自体色々と越えなければならない壁があると思いますが、離婚もこれ以上に難しいものとは全く知らない事実でした。結婚は勢いで二人のエネルギーで乗り越えられそうですが、離婚は辛いですね。
フィリピンでの離婚はとても難しいのですね!!
日本のように紙切れ一つではいかないのですね。
まぁ、簡単に離婚できるような世の中には
なってほしくないですよね。
しっかりと見極めてから結婚してほしいものです。
こんなに離婚が困難だなんて初めて知りました。
日本が離婚率が高いのは簡単に離婚が可能だからでしょうか。
かわいくて気さくな女性に惑わせれて簡単に結婚してしまうことがないよう気をつけたいですね。
フィリピンでの離婚がそんなに大変だとは驚き。
もっとも紙切れ一枚出すだけで、結婚したり離婚したりできる
日本の方がおかしいのかもな。
残念ながらフィリピン女性と結婚した日本人男性は離婚に至る率が高いようですね。理由は人それぞれあると思いますが、なるほど離婚までに時間がかかるのは宗教上の理由があるというのは参考になりました。確かにフィリピンはカトリックの国です。とはいえそれ以上にお金のことで揉めそうなので、そういうリスクをしっかく把握した上でフィリピン女性と付き合うべきですね。
日本人とフィリピン人。気質もそうだけど、ちゃんとお互いの事を尊敬しあうのが大事なのかもしれませんね。これは日本人と日本人でも同じかもしれませんが。