あなたは、英語の聞き取りは得意だろうか?
これにイエスと言える日本人は、
実際なかなか多くはない。
それには当然、理由がある。
英語の聞き取りが難しい理由と、誤ったトレーニング
英語の聞き取りが不得意な人は、俺の周りの仲間にも多い。
その理由は、スピーキングが自主的にフレーズの暗記と
アウトプットを続けていけばどんどん上達するのに対して、
英語の聞き取りは相手や状況次第で変わってくるから。
どんなに聞き取りをトレーニングしても、一度マスターすれば
どんな場合でも、どんな人でも聞き取れるというわけではない。
そもそもその外国人が男か女かによっても違ってくるし、その国や
地域によっても変わる。またなまりや独特の癖、声量や声の特徴など
様々な要素によって聞き取れ具合に影響がある。
さらにいえば、こちらとの相性によっても変わってくる。
その時のあなたのコンディションや、その会話をしている
環境によっても。
聞き取りのトレーニングというと、ひたすら英語の音声を
聞いていればいいという教材もあるが・・・
洋楽が好きなあなたなら分かるように、ただ英語の音楽を
聴いているだけで聞き取りができるようになるわけではない。
間違えた方向に向かって、
時にとんでもない瞬発力を発揮するテツ。
あのゴルファーが宣伝している有名な聞き流し教材に
手を出そうとしていたところを危うく阻止したのが、つい先日(笑)。
第二外国語である英語は、現地で育った帰国子女などを除き、
意識せずに自然に意味を理解できるようになるということはありえない。
トレーニングのためには必ず、英語の聞き取り力を
上げるために負荷をかける必要がある。
そして負荷をかけて聞き取りの練習をするとしても・・・
巷で売られている教材の多くは、アナウンサーのような綺麗な発音を
するプロが話している模範的な音声であるため、実際のネイティブの
砕けた、いい加減な会話には対応できなくなってしまう。
また英語の聞き取りのトレーニングというと「ディクテーション」、
つまり聞き取れた言葉を一字一句メモしていく方法があるが、あなたが
英語の同時通訳を目指すのでない限り、このステップは踏まなくていい。
英語聞き取り力向上の最終手段
当然ながら、英語の聞き取り力の基本的なスキルを
上げることは鍛錬によって可能。
英語の聞き取りは「推測能力」と「言語的常識」、つまり
聞き取れた言葉と言葉の間を推測したり、会話の流れや内容
などから先の言葉を予測する能力が重要になる。
おすすめしたいのは、YouTubeでネイティブが日常的に話している
動画、または海外ドラマなどからお気に入りの内容で短めのものを
選び、シャドーイングすること。
これは、話者の後に続けて話すことを、スムーズに言えるように
なるまで何度も繰り返す方法。リスニングと発音の矯正の同時鍛錬
が可能になる。
そして最終手段としては、短期的に負荷をかけるトレーニング。
丸一日もしくは半日家にいられる日を月の中で何日かつくり、
その日に同じ映画を繰り返し何度も視聴する。
まず最初に日本語字幕で観て、内容をざっくり把握。
それを英語字幕に変え、最後は字幕なしで観るようにする。
一日中、同じ映画を続けて何度も観た経験はないと思うが、
これは驚くほど英語の聞き取り力向上に効果を発揮する。
海外移住のために英語を学び、ポルトガル旅行やハバロフスク観光を
通して聞き取りの難しさを痛感した、俺と同じ強力な天然パーマの吉田。
奥さんに感謝されないことをグチるのは相変わらずだ(笑)。
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