「チーム力」
そう聞くとなぜか、映画「オーシャンズ11」の
面々が目に浮かんでしまう。
あれはネガティブな目的だが(笑)、抜群の
チーム力を発揮している一つの良い例だ。
チーム力を発揮する条件
まずチーム力の発揮には、
共有できる明確なゴールがあること。
チームには様々な個性の人が集まる。それぞれの長所を活かし、
メンバーの力を信じまとめていくためには、ともに向かっていく
明確なゴールが必要。
そのためにも、リーダーがメンバーの長所や得意分野を
しっかり把握していること。
「ない力は借りろ」・・・これは、ビジネスの先輩
ゼンジロウさんから学んだこと。
人の個性というのは見渡してみればデコボコで、ある人にとって
得意なことが、別の人にはとんでもなく難しいというケースはいくら
でもある。
それぞれが足りないところを補えばいい。得意な人がそうでない
人を助ける・・・一人が完璧を目指さないこともチーム力の大切な
条件だ。
そして、それぞれの得意をうまくコーディネートするのが
リーダーの役目。
チームメンバーのリーダーへのリスペクトが
とても大切だと、力を込めて伝えたい。
リーダーは、チームの将来を左右する大きな要素。そして人は、
自分のためだけにがんばれない動物。「この人のために」「リーダー
やメンバーのために」・・・そう思えたら、人は実力以上の力を
発揮する。
最後に、チームメンバー相互の協力関係。
これはコミュニケーションの頻度はもちろん、深さが大切。
つまり、どれだけ腹を割っているか・・・これによって大きく
差が出る。
チームメンバー同士の良いライバル関係も、時には良い
コミュニケーションとして機能し、お互いを高め合う力になる。
チーム力を上げるシンプルな方法
チームメンバーそれぞれが、一人称を
「オレ達」「私達」と変えてみる。
自分だけではないという一体感が、目的に向かう力を大きくし
その速度を早める。チームメンバー全体、チーム自体のセルフ
イメージを高めていくということ。
ちょっとした言い回しや言葉遣いを変えるだけで
驚くほど効果があるので、おすすめしたい。
メンバーが自分の良いところだけではなく、
弱みも見せれる場をつくること。
俺にとっては弱みではないが・・・マザコンであることを公にした時
共感を示してくれたチームメンバーが少なからずいたのを、今でも
覚えている(笑)。
メンバーが増えるとあなたに合わない人も出てくるが、そんな人の
本音や弱いところを知っていると、人として嫌いになれない・・・
そんな境地にもなる。
そして「うまくいったら誰かのおかげ」「ダメだったら自分の責任」
こう思えるメンバーが多いチームは、それぞれの自立心がグングン
育っていくチームになる。
こんなチームは、何をやってもうまくいく。
まずはリーダー自身がこんな考え方を持てるようにしたい。
コミュニケーションが苦手で、仕事でチームワークを発揮できず
フィリピン人の性格などを偉そうに力強く語る今を思えば(笑)、
仲間とともに成長できたことに感謝している。
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