「将来の不安はありますか?」
この問いにYES、特に金銭的に将来の不安があると
答えたのは、82%・・・こんなデータがある。
それに比例して、彼らがこれから最も増やしたいお金の
使い方は、将来の不安に備えるための「貯蓄」。
過去は世界で最も経済的に豊かになったこの国に、
一体何が起きているのか。
不安な将来に備えた海外移住
子供の頃からハリウッド映画が大好きだった俺は、もともと
映画のような非日常に憧れていたこともあり、外国に住んで
みたいと考えていた。
縁ができたフィリピンに移住を決めたのは、やはり日本の
将来に不安を感じたから。
不安だから日本を捨てたのではない。経済危機が現実になって
国と一緒に沈没したのでは、自分と家族を守れない。将来のために
別の居場所を確保しておくのが最善だと感じたことが理由。
このフィリピン移住を可能にしたのは、個人事業主として
独立したこと。俺が仮に会社を立ち上げていたら、日本では
海外移住が許されないから、場所的に拘束されていたことになる。
そして個人事業主として独立しようと決断した理由の一つに、
先輩だった古田さんが教えてくれたデータが。
今では有名になった「日本の借金1,000兆円以上」。
俺が知った2006年頃は、極秘情報のような数字だった(笑)。
不安が一気に高まり、それまでまだぼんやりしていた自分の将来を
真剣に考え始めたのを覚えている。
就任する歴代の総理大臣始め、国の首脳達はとっくに、これを
完済できないことを知っている。後はどうごまかし、国民の反感を
買わないように負担させ、先延ばしにしていくか・・・
これが政策の中心。
国や組織には1ミリも期待できない。
俺の中の覚悟が固まった。
不安な将来に立ち向かうための心構え
覚悟
まさに俺がしたように、他者への依存や期待を捨てること。
人は他人と協力し合い寄り添って生きていくが、それは
何かに依存することとは違う。
不安を感じながらも、何があっても自分一人で生きていくんだと
いう覚悟ができた人は、これから将来、他人と本当のパートナーシップ
を築いていける。
素直さ
まずは、あなたの人脈の中の一番の賢者を探すこと。
基準は社会的に客観的に成功していることだが、それは
一時的に成功しただけではなく、うまくいき続けている人。
運よくそういう人に出会えたら、アドバイスを素直に
受け入れ行動に移してみる。
不安だからといって、間違っても、ただ話しやすいだけの身近な人
(身内や友達)のお手軽なアドバイスを真実だと決めつけないこと。
将来を委ねるにはリスクが大きすぎる(笑)。
賢者のアドバイスは、「やらなければ・・・」というあなたの
受け身な姿勢を、「やりたくてしかたない!」に変えてしまう
パワーを持っているのが特徴。
工夫
中嶋さんを始め、俺の周りでうまくいき続けている人が
必ず言うのが、「勉強が大切」「考えることが大事」。
これにプラスになるのが、やはり読書。
本を読むことは「その賢人と対話しているのと同じ」だと
いう人もいる。
そして日本では、読書をする人はどんどん減っている。
ならば、毎日読書の時間を確保した人とそうでない人で
さらに差が拡がっていくことに。
人生は、時間の積み重ね。
もしあなたが今、不安なら、時間の確保という工夫は、
大げさでなく将来を変える。
俯瞰
鳥のように高いところから物事を見る癖をつける。
目先だけではなく、全体を見たり、先を見渡したりということ。
うまくいっている人はこれが自然にできるようになっているから、
トラブルのときでも、ただ振り回されずに済む。
「私はこう思う」が高度ゼロだとすると、「尊敬するあの人なら
どう考えるかな?」が高度100。うまくいっている人は、ただ将来の
不安に怯えることはなく、次の行動に向けて準備し動くことを考えている。
不安を感じているということは、今が将来に向けて具体的に
行動を起こすタイミングだ・・・そう考えられたら、俯瞰した
見方ができている証拠。
刷新
望む未来を改めて紙に書き出す。
賢者の新しい考えを、積極的に取り入れる。
ブレインやパートナーを新しくする。
良い習慣を自分のものにする。
変化を恐れないスタンスでいること。
自分の未来に責任を持とうとしている人でなければ、
こうして毎回、俺のブログを読んだりしない。
素晴らしい出会いに、日々感謝している。
[…] 将来の不安をボコボコにぶっ壊し、一生雇われない生き方を […]
お金やコネではない部分での、将来への備えを教えてもらいました。たしかに、お金やコネはいつまであるかわからないですよね。自分自身で心意気を整えていきます。