「セブ就職考えてますけど、どうですかね?
そっちは仕事ありますか」
成増のバイト時代の後輩・和馬が半年ぶりに
連絡してきたのは、俺がいるセブで就職したい
という相談だった。
セブ就職のマイナス面
セブ就職では、仕事の選択肢が日本は当然として
例えば同じフィリピンでも、マニラのように広くはないこと。
セブで就職すれば英語の力が磨ける、
と闇雲に仕事を探せば思わぬ結果になる。
例えば需要のあるコールセンター。人件費が安くて英語
スキルのあるフィリピン人を外国人に対応させるため、
日本人は結局日本人の相手をすることになる。
これでは、俺が昔いた
西新宿のコールセンターと同じ(笑)。
またセブの語学学校のスタッフや和食レストランなどでは、
就職後に英語を使う機会は実際少ない。
またセブに限らず、フィリピンの外国人に対しての
所得税率はそれなりに大きく、20パーセントを超えてくる。
従って、現地採用で就職した場合の手取り金額は小さくなる。
当然、観光地のセブとはいえ治安という面では
不安な場所もあり、就職後の生活圏をしっかり選ぶ必要がある。
それでもあるセブ就職の魅力
セブが様々な人が訪れる観光地であるということは、
多くの人種に触れられ「国際感覚」を就職後の日常生活の
中で身につけていける。
特にここには、俺が最初に移住したマニラと比べても
英語が流暢な人が多い。
セブがリゾートのため観光客が多かったり、語学留学が
盛んなことで英語教師として就職する人が多いせいなのか・・・
こうした世界で3番目に英語人口の多い国で、国際語である
英語のスキルを磨けるのがセブ就職のメリット。
さっきも語ったように当然職種を選ぶ必要があるが、語学学校の
中でもフィリピン人講師のマネジメントを担当していたり、また
IT系企業や観光系の仕事は英語を使う機会が多い。
かつマニラよりも安い物価、美しい海が身近にあること。
人混みが苦手な俺にとっては、マニラのように混雑しすぎて
いないのがいい。
人々が素朴でフレンドリーなこと、日本への直行便があり
一時帰国しやすいこと。台風や地震の影響が少ないのも安心だ。
セブでフィリピン石鹸ビジネスを始めたことで就職はせず、
フィリピンで働くことを断念したのはタイの夜遊びが好きな厚川。
俺と同じクルクル天然パーマの彼の(笑)
パタヤでの夜遊びは、本当に止まるのか・・・
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