「フィリピンでホームステイってできるのかな」
一時帰国の際に立ち寄った成増・・・
はとこの優がそんなことを語る。
イギリスでのホームステイが楽しかったらしく、
俺がいるフィリピンにも興味を持っていた。
フィリピンホームステイの必須条件
まずは、フィリピンの中で環境的に安全な場所であること。
7割が貧困層の国であり、ホームステイで受け入れられるような
家庭は中級レベル以上が基本になるが・・・
それでも、現地の人達が生活する環境と日本人が普通に
過ごせる環境というのは、かなりの差がある。
ビレッジと呼ばれる、住民以外は基本入れない一画に家があること、
またはセキュリティのしっかりしたコンドミニアムに住んでいる
ことが条件。明らかに治安の悪い場所は避けたい。
大家族で子供が多かったりなど、
勉強に集中できない家庭を避けること。
こちらの人達は自分の子供だけでなく親戚やいとこなど、
とにかく多くの人が住んでいたり出入りして一緒に過ごしている。
プライベートという感覚もない。
子供達は宝であり、うるさいから怒鳴りつけると
いうようなこともない。そもそも騒音に寛大な国民。
せっかく来比したのに、まともに
勉強できないような環境は避けたい。
最後に、先生のレベルが高いこと。
アメリカ人を相手にしたコールセンターで働いていた人は
ネイティブレベルの英語力だし、逆に英会話の先生でも韓国人を
相手にしていたりすると、英語がおかしくなっている(笑)。
その他、たまに昔のジャパゆきやタレントとして日本にいた人に
出会うことがあるが、変な日本語で話しかけられることになり、
これではホームステイが台無し。
可能なら、日本語を話せる人が周りにいないことも
事前に確認しておこう。
しかし、日本語を話せるフィリピン人は
現地でもなぜか日本語を使いたがる・・・(笑)
魅力あるフィリピンでのホームステイ
何しろ、安く済むことは魅力。
日本から近いこともあり、また人件費や物価の安さから
アメリカやオーストラリアなどに比べ、格段にホームステイ
費用を安く抑えられる。
マンツーマンで長時間、英会話を特訓できるのもいい。
世界第3の英語圏ということもあり、英語のレベルは
基本的に高い。
フレンドリーでアットホームなこと。
現地の人の話を聞くと、戦争当時の根深い背景があるため
心から日本人を尊敬はしていないものの・・・普通に付き合う
分にはノリがよく接しやすいフィリピンの人達。
日本のアニメ、車や家電など日本ブランドへの
信頼から、親日の人も少なくない。
同じアジア人であり、英語を学ぶ際
ネイティブ相手のように極度に緊張しないこともメリット。
日本では広告になぜか白人が使われていたりと、白人至上主義。
また英語への劣等感から、ネイティブに対して必要以上に構えて
しまう。
これが同じ黄色人種で見た目も遠くないフィリピンの人達なら、
しばらく滞在すれば慣れてきて話しやすくなる。
この、メンタルブロックを外しやすいというのが
フィリピンホームステイの何よりの利点だ。
バシッと嘘を見抜くのが得意なフィリピン人のマニュエルは、
を学ぶために海外に飛び出した。
俺と同様に、自国民の友達よりも
海外の仲間のほうが多いという変わった男だ(笑)。
コメントフォーム