「チームリーダーに任命されました。
ただ、どうやってまとめていけばいいのか・・・
ウチの面々、一人一人がとても濃いので(笑)」
役割を与えられたこと、収入が上がることを喜びつつも
戸惑っている幸田くん。
もう勤務も長くなった国立の会社で
どんなチームリーダーになるのか。
チームリーダーの役割
チームメンバーを励まし、勇気を与えることが
何よりのリーダーの役割。
これは、それぞれのメンバーの個性を把握し、認め
褒めてあげるということでもある。
人は自己重要感を満たしたい動物。自分は大切にされている・・・
チームメンバーのこの気持ちをしっかり満たしてあげることが
リーダーの役割だ。
そして、必要な時に必要なことを
はっきりと伝えること。
結果を出す人に、遠慮する人はいない。
本当の思いやりとは何か、ということを
常に考えていたい。
ここを外すとウワベだけの関係ができてしまい、組織全体として
弱くなり、いざという時にチームワークを発揮できなくなる。
最後に、チーム全体を把握して問題点を見つけ
それに対策を講じることがリーダーに求められる。
現状把握で仕事の半分が終わるとタクミさんが
話していたが、俯瞰したところからチームを冷静に
見渡すことが重要な役割。
メンバーはそれぞれの役割を果たすことに必死なので、
全体を把握することがなかなか難しい。
これをチームリーダーが行い、鳥の目で
チーム全体を見ることが大切になる。
チームリーダーが目指したい人格
一言で言えば「いい人」を目指していく。
これは都合のいい人や八方美人ではもちろんなく、
人として魅力的であるということ。
今の時代は、かつて高く評価されたカリスマ性よりも
こうした人としての魅力がリーダーに求められる。
人によって態度を変えず、いつも等身大。
欠点までさらけ出せるので、常に周りに
協力者が現れる。
いざという時の決断が早いこと、軸があることも
もちろん大切だし、メンバーの悪口を言ったりしないこと、
噂話とは縁がないことも外せない要素。
リーダーがそのチーム、組織の雰囲気をつくる
という事実を忘れないでおきたい。
チームの仕事で東南アジアで働くのは、
服飾デザイナー達のリーダーである伊坂。
以前経験したヨーロッパ移住の経験を活かし、最近は
フィリピンの住宅のデザインまで手掛けている彼。
職場のストレスにやられている様子の彼も、
俺と同じく元神経質出身だ(笑)。
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