「職場でのコミュニケーションが上手だと、
人生が数倍楽しくなる」
霞ヶ関の監査法人時代に唯一尊敬できた先輩、
小塚さん・・・彼のこのフレーズに納得した。
多くの日本人にとって仕事が人生でかなりの
時間を占める以上、職場での人間関係が楽しいと
当然、人生自体が面白くなるからだ。
職場のコミュニケーション上手の特徴
基本的に明るいこと。これは職場以前に、人として
好かれるコミュニケーション上手の特徴だ。
そして上司にも媚びないし、部下にも偉そうにしない。
常に対等に接すること。
これは俺がパートナーになっているダイレクトマーケティングの
創業者、デヴォス氏の態度から学んだことでもある。
世界100カ国以上に展開するグローバル企業のオーナーで
あるにも関わらず、アメリカの本社で久しぶりに再会した
掃除のおばちゃんと抱き合い、心から再会を喜んでいた。
さらに、身近な人ほど大切にする。
例えば自分のチームの直接の部下などだ。
彼らに対し、抽象的にただ「がんばれ」と言ったりなど
根性論を押しつけないのも良いリーダー。
「次はこれを5回やってみよう」など、
アドバイスの仕方はとても具体的。
職場のコミュニケーション能力を上げる方法
こうしたコミュニケーション上手の特徴を真似ることは
当然だが、それ以外にもポイントがある。
例えば、同じことでも伝え方
言い方を考えてみる。
言い方がストレートすぎてきつく、
友達がよく離れているのは妹のリエだったりする(笑)。
相手のことを認める。
おべっかではなく、心から褒める。
他人から大切に扱われたいという自己重要感は、
デール・カーネギーがいうように人間の本質的な欲求。
これを満たしてあげることができる人は、
職場でもコミュニケーションがうまくいく。
相手の喜ぶことを考え、実行する。
例えばプレゼンの場で同僚をフォローしてあげる。残業が
終わらない仲間を手伝ってあげるなど、ちょっとしたさりげない
お手伝いで感謝され、コミュニケーションは円滑になる。
職場で「徳を積む」行為ともいえる。
ところで、先日マニラに来てくれて久々に飲んだのは
早稲田のアウトドアサークル時代の北村。
機械専門商社の人事の職に就いて長いが、毎年4月を
迎えるたびにガッカリすることがあるという。
何しろ新入社員が挨拶ができない、目を見て話さない、
タメ口が混じる、「じゃあいいです」と開き直る。
ひどい人になると正社員なのに3日目で辞めてしまう
なんて話には、さすがの俺も目を丸くした(笑)。
俺と同じ元引っ込み思案、話すのが苦手という
コミュ障を改善できず、職場でのコミュニケーションに
悩んでいた元バイト仲間の和孝。
楽しんでいるところを見ると、どうやら
この数年の努力で人嫌いは解消できたようだ。
コメントフォーム