「僕はフィリピン料理も好きだから、ここに移住できました」
奥さんのジュリエットとマラテに10年以上住む
日本人移住者、カツさんの言葉だ。
確かに、この国で出てくる和食もフィリピン風の味つけに
変わっているパターンが多いので、こっちの料理が根本的に
ダメなら住むのは難しいだろう(笑)。
フィリピン料理の特徴
東南アジア全般にいえるが、フィリピンのテイストは全般的に甘い。
逆に、中華や韓国料理のような辛い食べ物は少ない。強いて挙げるなら
ビコールエクスプレスか。
一方、俺の大好きなポークアドボなどは、醤油など日本でも
お馴染みの調味料が使われていて、ほとんどの日本人の口に合う。
実際仲間のひでさんの大好物でもあり、
毎日でも食べられると語る(笑)。
このアドボもそうだが、フィリピン料理はオイリーかつ
肉料理が多いので、健康的とはいえない。
魚も日本のように生で食べるということはなく、
とにかく火をしっかり通す。
ストリートフードで俺の好きなバーベキュー。
焼き鳥が好きなら気にいるはず。
南国だけにフルーツは充実していて、バナナやマンゴーは
いつでも安く口にできる。
熟す前のマンゴーやカラマンシーは、
フィリピン料理として出される定番だ。
孵化直前の有精卵をゆでたバロットは、
フィリピンで有名なエキゾチック料理の一つ。
何しろ見た目が壊滅的に不気味で(笑)、
ほとんどの日本人は口にできない。
元カノのアーメルが招いてくれたフィリピンのパンパンガ、
サンフェルナンドでのホーリーウィーク。
タガログ語で理解できない教会のミサの後、みんなで野外カラオケを
楽しんだが、そこで突然始まったのは・・・
わざわざバロット用の卵をいくつも買ってきて、
ご丁寧に俺だけのためにそれをゆで始める。
そして、みんなの前で罰ゲームのような試食会。
半分泣きながら全部を食べ尽くした俺に拍手喝采だった(笑)。
ちなみに、フィリピン人でも多くの人が
バロットの全部を食べるのは嫌がる。
フィリピン料理と共に生きるなら必須なのは・・・
とにかく健康管理が必須。
フィリピンが熱帯性気候ということもあり、日本にあるような野菜を
育てることができず、手に入っても輸入されているので高い。
必然的に野菜が少なくなり、肉やご飯が中心になる。
ちなみにこのご飯は、昔日本で流行ったようなタイ米のような
ロングライスで、炒めるのには向いているが日本のお米のような
美味しさはない。
スイーツはフィリピンでも充実しているが、ケーキや
ドーナツなど、とにかく砂糖がてんこ盛り使われている。
カツさんも40代前半で
まだ若いのに痛風になっていたが・・・
移住するならとにかく、サプリメントなどで健康管理をしっかり
しなければ、日本人でありながらフィリピン人の短い平均寿命で
人生を終えることになる(笑)。
同じマザコンの風見氏。料理上手の彼は、承認要求が強いことを
自覚していた。
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